シャツのディテール(襟)
シャツの襟にはかなり多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
長さや形が少し違うだけで、まったく異なった印象を与えるので、
ぜひシャツ選びの参考にして下さい。
・レギュラーカラー
その時代の最も標準的なカラースタイル。
「時代の」と言うことは、流行によって多少の動きがあるということですが、
現在のレギュラーカラーの定義は、
衿ポイントの長さ(のど元から衿の先端=衿先)が70から75ミリ。
その開きの角度(スプレッド)が75から90度。
衿足の高さが30から38ミリとされています。
ドレスシャツの定番中の定番といえるカラーで、
ベーシックであるがゆえに、コーディネートのセンスが問われるカラーでもあります。
・セミワイドカラー
75から90度のレギュラーカラーのスプレッド角度よりもやや広く、
100度以上あるのがセミワイドカラーです。
イングリッシュスプレッドカラーとも呼ばれ、もっとも英国的なスタイルのカラーです。
・ワイドカラー
ワイドスプレッドカラー(ワイドカラー)は、レギユラーよりもやや長めの衿羽で、
衿足の高さも若干高めです。
そのため角度は100から120度前後、広いものでは180度のものもあります。
英国のウィンザー公が好んで着用したことから、ウィンザーカラーとも呼ばれるこのカラーは、
肩幅のあるがっちりした体型によく似合います。
・ロングポイントカラー
ロングポイントは9から10センチの長い衿先が特徴です。
クラシカルかつドレッシーな雰囲気を持っているので、
大人な男性を目指すには最適です。
・ショートポイントカラー
ショートポイントカラーはスモールカラーとも呼ばれ、
その衿先は6センチ以下と短く、開き角度は80度ほど。
ロングポイントとは反対に、カジュアルなイメージがあり、
リラックスした雰囲気があります。
・イタリアンカラー
イタリアンカラーとは、別名「ワンピースカラー」とも呼ばれ、
台衿のない衿のことを言います。
元々はセーターのカラーとして南イタリアのリゾート地で流行しましが、
後にシャツにも使用されるようになりました。
そのため、前身頃から衿にかけて、1枚の生地でつながっており、
第一ボタンをはずして衿を開き気味に着用します。
いわゆる「ちょいワル」な雰囲気が特徴的です。
・ラウンドカラー
ラウンドカラーは、衿先が丸い形に作られるため、
エレガントなシャツに用いられることが多いです。
衿先が長いものは、うさぎや犬の耳に形が似ていることから、
ラビッドカラーやドッグイヤーズカラーとも呼ばれます。
・オープンカラー
オープンカラーシャツ、すなわち開襟シャツのことです。
アロハシャツに代表されるように、夏のリゾートなどに持ってこいのカラーです。
・ウイングカラー
「ウィング」の名の通り、首の後ろの部分は首に沿って立ち、
襟の前の折り返しは首から離れて鳥の翼のように開いているカラーです。
タキシードなど、フォーマルなシーンには必ず登場するカラーですが、
ジャケットとの相性が良く、普段使いにも活躍してくれます。
・スタンドカラー
その名の通り、立ち襟のことです。
襟の原型でもあったスタンドカラーは、ネクタイがいらず、
すっきりと洗練された雰囲気を持っています。
以上、代表的なものをいくつかピックアップしてみましたが、
ここにはあげていないものもたくさんあります。
襟はシャツの顔とも言える部分なので、
ぜひこだわりを持って選んでみてください。