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縫製

服を買う時に、縫製(ほうせい)をチェックする人はどれぐらいいるのでしょうか?
デザインや生地と比べると、あまり目立たない存在ですが、 実は頑丈さだけでなく、デザインやシルエットにも非常に大きく影響しているのです。
様々な縫製を知ることによって、服を選ぶ時の参考にしてください。

・チェーンステッチ
縫い目の裏側がチェーンのように繋がっているように見える縫製方法で、 環縫いとも言います。
ヴィンテージタイプのジーンズの裾や、 ワークウエアによく見られる縫製で、強固であるとともに、 洗濯をしていく内にパッカリング(生地の縮みによるしわ)が出やすいのも特徴。
特にジーンズにおいては、裾の「アタリ」を出すには欠かせない縫製です。

・ダブルステッチ
2本の糸が、平行するように走り縫われている縫製の仕方。
特にストレスのかかる部分を補強した仕様で、 強度が必要なデニムやワークウエアによく見られます。

・トリプルステッチ
ワークウエアのアウトシームなどに多用される縫製方法で、 その名の通り3本針のミシンで3本の糸が並行してがっちりと縫われる縫製。
ワークウエアは比較的、薄手の生地が多いので、 トリプルステッチはその特性を考慮して、 ライトオンスのワークウエアに頑強さを与える縫製として知られています。

・4本針(フラットシーマ)
4本の針、6本の糸を使ったフラットシーマミシンという専用のミシンを用いて行う 縫製技術。
その名の通り、生地の表面と裏面がともに平ら(フラット)な縫い目で、 着用した時の凹凸感がなくなるため着心地が良く、また非常に頑丈な縫製です。
肌着や水着、Tシャツなどに使われることが多く、 ヴィンテージスウェットのディテールの一つでもあります。

・シングルニードル(巻き伏せ本縫い)
1センチあたり7から8針もの高密度ステッチを施す縫製。
これにより生地の強度が増し、美しい縫い目で、仕上がりに上品さをもたらします。
高級ドレスシャツなどに多く使われる縫製で、 見分け方は、表面からは1本の縫い目しか走っていませんが、 裏面から見ると2本の縫い目が走っています。

・バータック
ポケットなど強度の必要な部分に施された、 太い糸を用いて目を詰めて縫い上げた補強的な縫製のこと。
ジーンズのフロントポケットとウエストバンドを縫いつける部分や、 股の部分の縫製などに用いられることが多く、 金属リベットと共に、ストレスのかかる部分を補強する方法として知られています。
歴史的背景からいうと、金属リベットが接触したものに傷を付けてしまうことから、 その後継者として開発されました。
ステッチされた形状が棒=バーのような形状から、 バータック(タックは縫いの意味)と呼ばれ、日本ではカンヌキなどの呼び名も使われます。
オーバーオールやペインターパンツなど金属リベットをあまり使わないワークウエアでは、 より多く用いられ、色糸を使用してファッション的なポイントとすることもあります。

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