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なめし
動物の体から剥いだままの状態のものを「皮」もしくは「スキン」や「ハイド」といい、
そのままの状態だと腐ったり、乾いて硬くなったりしてしまうため、
「なめし」という工程をへなければなりません。
このなめしという加工によって、腐らずしなやかさを失わないもの、
すなわち「革」になります。
このなめしにもいくつか種類、特徴があります。
・タンニンなめし(渋なめし)
古くから行われてきたなめし法で、
植物の樹皮、葉などから抽出したタンニン(渋)でなめす方法です。
植物タンニン革の特徴は、伸縮性が小さく、
しっかりとして摩耗にも強く、深い味わいの革になります。
ただ比重は比較的大きく、耐熱性が劣ります。
底革、ヌメ革、クラフト革(手芸用革)などの製造によく使われています。
ただ、タンニンの皮への浸透に時間がかかるのが欠点。
・クロムなめし(金属なめし)
クロム塩(鉱物のクロムから作った溶液)を使ったなめし法。
伸縮性が大きく、柔軟性と弾力性に富み、耐熱性もあります。
さらに、植物タンニン革に比べてなめし剤の結合量が少ないので軽く、吸水性も大きいので、
靴の甲革、袋物、服飾用など多く利用されています。
またなめし期間が短く、経済性に優れることから、
現在最も多く行われているなめし法です。
・混合なめし(コンビネーションなめし)
多種多用の革製品のために研究された技術により、
タンニンなめし、クロムなめしの特長を組みあわせた方法で、
それぞれの欠点を補う効果があります。
セーム革の製造に使用されます。
その他にも油なめし、アルミニウムなめしなど様々ありますが、
一般的によく用いられるのは、タンニンとクロムなめしです。