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綿(コットン)
綿は植物繊維でもっとも多く消費されている繊維で、現代のアパレル素材になくてはならないものの一つです。
綿は非常に古くから用いられており、人間と綿との付き合いは長く約5000年前にさかのぼるといわれています。
木綿植物が花を咲かせ、花が咲いた後にできる、コットンボール(実)が成熟し、はじけ、中から白い綿繊維があふれ出ます。それが綿花です。
その綿花を収穫してつくられる繊維が綿(コットン)で、主成分はセルロースです。
綿花は世界60カ国以上で栽培されており、主な生産地はアメリカ、メキシコ、インド、パキスタン、エジプト、中国などで、とても身近な素材です。
・綿の良い特徴
綿は丈夫で、汗や水分をよく吸収し、保温性、耐熱性、耐洗濯性がよく、衣料品に幅広く使われています。
また、染色性にも優れていて、自由な色に着色でき、加工方法も数多く、幅広い風合いが出せるのが特徴です。
さらに綿はアルカリに強く、洗濯や漂白がしやすいのもうれしいメリットです。
(ほとんどの洗濯洗剤はアルカリ性)
・綿の悪い特徴
縮みやすく、シワになりやすい性質があります。
また、長時間日光に当たると黄変することがあります。
綿の品質は産地や品種により異なっていて、もっとも重要な品質は繊維の長さです。
繊維が長ければ長いほど、細い糸を紡ぐことができ、なめらかでソフトな肌触りであり、かつ丈夫さも得られるのです。
繊維の長さにより、短繊維、中繊維、長繊維、超長繊維に分けられ、長繊維、超長繊維(エジプト綿/海島綿など)は、細くしなやかで高級綿として、高級シャツ等に使われています。